新聞を活用した教育実践データベース
記者になりきって、資料を付け加えてみよう 初心者向け
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大鹿村立大鹿小学校(おおしかそんりつおおしかしょうがっこう) |
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実施年度 |
2024年度 |
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教科、科目、領域 |
小学校: 国語 |
学年 | 小学 5年 |
使用教科書発行会社 | 光村図書 |
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資料の力を「知る」「使う」「身につける」(固有種が教えてくれること) |
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新聞記者になりきって文章にふさわしい資料を考え出す活動を通して、目的に応じて文章と資料を結びつけることができる。 |
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(1)学習の見通しを持つ。
(2)~(4)文章構成・内容を理解する。
(5)文字だけの新聞記事に資料を追加し、実際の新聞と比べ、記者の考えを捉える。
(6)自分が詳しく説明したい記事を選び、内容を理解する。
(7)~(8)選んだ記事の中から資料(グラフ・写真など)で表すことができそうなポイントを探し、資料を選ぶ。
(9)~(11)選んだ記事に資料を加えまとめる。
(12)完成した記事を見あい、感想をつたえあう。
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第5時 |
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1.資料があることで説明的文章の内容が分かりやすくなったこと(資料の力)を確認する。 |
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・子どもたちが見通しをもって学習に取り組むことができるように、単元でつけたい力を明示する。 |
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どんな資料を付け加えるかは、授業の最初に確認した資料の特徴と、伝えたい出来事の根拠となる部分とが、最もマッチする資料、ふさわしい資料か考えて選んだ。資料の力を最も生かせるものを使っていた。グラフを使うと視覚的に伝えられる点に気づき、読者に資料を手掛かりとして記事の内容を理解してもらおうとしていた。
授業の成果と課題
・記者が最も伝えたいこと、分かって欲しい出来事の「根拠となる部分」を見つけ出し、その部分が分かりやすくなるような資料を考えていた。
・資料として、どんなものがふさわしいのか伝える側の視点をもち、考える姿があった。
学校でNIEに取り組んだ成果と課題
・NIEタイムを行ったことで新聞にあまり親しみのない低学年を含め、全校が定期的に新聞に触れることができ、活字に触れる機会が増え、子どもたちが文章に興味をもつことができた。
・言葉の語彙が増え、言葉をまとまりでとらえて、文中で使おうとする姿が見られた。
・NIEタイムを継続的に行ってきたことはよかったが、NIEタイムに慣れがでてきて、それぞれの活動が作業として行うようになってしまった。取り組みに工夫が必要だった。
実践者名:大鹿村立大鹿小学校 湯澤一倫